保育目標:豊かなこころと、丈夫なからだ

子どもたちのしあわせのための約束

  • やさしい心を育み、勇気をもって、やさしさを実践できる子どもに育てる。
  • 自主性・主体性を育てる集団づくりのなか、自分の目でみて、自分の耳できいて、自分の頭で考えて、いきいきと行動できる子どもに育てる。
  • 幼い命の成長に添おうとするすべての人々の叡智と、きめ細やかな養護、適切な援助、家庭支援等、誠実な実践によって共に学び合う。
  • 鋭い感受性を持った創造的な芸術家としての子ども、深い人間愛を身につけようとする生活者としての子ども、そのかけがえのない命が表現するよろこびを受容し、よろこびとかなしみを共有して行く。
  • 身体的にも精神的にも社会的にも健やかな子どもたちに育てる。

上の原さくら保育園の保育


秩序のある生活

 子どもたちは、秩序正しいものが人間にとって気持ちの良い、安心感を与えるものという感覚を生まれつき持っているようです。子どもたちが安心して生活できるように、秩序のある見通しの立てやすい日課に配慮します。

 

育児担当保育

 0歳~2歳児クラスまでの乳児保育は、食事と排泄を中心とした育児行為を、特定の大人が特定の子どもに対して継続的に関わる「育児担当保育」をとり、子どもとの深い信頼関係を築き、安心して園生活が送れるように援助しています。

 

異年齢保育

 3歳以上の幼児は、異年齢での生活を基本としています。同年齢・異年齢での幅広い人間関係の中で、生活と遊びを通しての学びや、人間としての豊かな心を育てることを保育の中心にしています。助け合いや競争、模倣などの様々な経験の中で、子ども同士での育ち合いを大切にしています。

 

食農保育

食の基本は農や土であり、食べ物は風土に根ざした生き物です。子どもたちには、出来るだけいろいろな物にふれ、観察し、においをかぎ、食するなど、五感で様々なことを発見してほしいと思います。園庭の畑で作物を育て、ミニ田んぼで稲を育てるなど、遊びや体験を通して自然と関わる中で培われていくものが、子どもたちの原体験や原風景を創り出し、ふるさとを心の支えにしていく心を育むことにつながるようにしていきます。

 

TV番組や商業的キャラクターの文化とは異なる文化の提供

 子ども向けの映像番組は、子どもに強い印象を与え、子どもたちが大好きなものの一つですが、好きだからとそればかりを与えていては、食事と同じで偏りが生じます。園ではTV番組や商業的キャラクター以外の児童文化(児童文化財)の素晴らしさを子どもたちに伝えていくことを大切にしています。子どもたちが園で着る服や使用する物は、キャラクターなどの絵柄のない物をご用意頂けるように、保護者の方々にご協力をお願いしています。

   人を育てる「わらべうた」

園では、「遠野のわらべうた」を保育に取り入れています。「わらべうた」は、子育て・人育てのための唄です。人と心を通わせ、人とつながりを大切に思える心を遊びの中で育んでいきます。

   想像力を育む「絵本」

子どもは絵本の世界を通して様々なことを学びます。絵本の世界=ファンタジーの世界と現実の世界との間を上手に行き来しながら、子ども自身が人生をより豊かに生きるために必要な豊かな思考力や、想像力を自分のものにしていける機会を大切にしています。

   遊びを豊かにするおもちゃ

子どもの遊びが豊かに展開するためには、それに適したおもちゃが必要です。3歳未満では、手首や指先などを使うおもちゃを用意することで運動機能を促します。3歳を過ぎた頃からは子どもの遊びを深めるおもちゃが必要になります。子どもたちが自らの心と体を使って遊び込める環境を大切にしています。

 

薄着と素足で過ごすこと

子どもたちは、室内でも戸外でも十分に遊ぶことを保育の基本としています。そのため、動きやすいように薄着で過ごすことを心がけています。また安全面も考慮して、室内では素足で過ごしています。ねらいの一つに、丈夫なからだづくりもありますが、個人差や日々の健康状態に応じて個別に配慮しています。